シンガポール航空A380-800のビジネスクラス機内食「花恋暦」は、菊乃井本店の昼コースを彷彿させる

10年以上前の初就航以来憧れていたシンガポール航空の2階建て飛行機A380-800。ビジネスクラスは一人に割り当てられる空間がファーストクラス並の広さを誇り、快適な時間が過ごせます。

Singapore-airline A380-800

今回は関西国際空港→チャンギ国際空港、及びチャンギ国際空港→関西国際空港におけるシンガポール航空A380-800のビジネスクラス機内食の紹介です。

インターネット事前予約のcook the bookを利用して、往路、復路ともに和食の「花恋暦」を予約しました。

この花恋暦は、京都にある料亭「菊乃井」の村井シェフが監修する和食のコース。新鮮な素材を使い、独特で上品な季節の香りを盛り込んでいるとされており、期待が高まります。

HANAKOIREKI

 

花恋暦(往路・昼便)

機内に乗り込むと直ぐに、キャビンアテンダントさんにより、選択する食事の確認が行われるとともに、希望のドリンクの聞き取りがあります。

アルコールに強くない私ですが、ファーストドリンクは、やっぱりシャンパン。シャンパンとサテーが卓上に並び、上質でエクセレントな旅のスタートです(笑)。

HANAKOIREKI

いよいよ、花恋暦コースが始まります。先付けは、胡麻豆腐や出汁ゼリー。向付には、ズワイガニとほうれん草などの梅黄身酢和え、口取りに若芽入り玉子焼きなどが朱の器に盛られていて、彩り豊かです。

HANAKOIREKI
Singapore sling

ウェルカムドリンクのシャンパンが少なくなってきたところで、キャビンアテンダントさんが新たなドリンクを薦めてくれたため、シンガポール気分を盛り上げるべく、シンガポールスリングを注文。

※下の写真は、ラッフルズホテルにあるシンガポールスリング発祥の地であるロングバーを訪問した時のものです。

LONG BAR
LONG BAR

引き続いて、割子風の器に焼物として、鶏肉と隠元巻きの銀餡かけ、炊合せに穴子八幡巻きや柚子、もみじ麩煮などが並び、しめじ御飯も盛られていて、機内食とは思えない充実ぶりで、かつて菊乃井で頂いたお昼の弁当を思い出します。

HANAKOIREKI

さつまいもアイスクリームが水物として出され、併せてコーヒーとチョコレートも添えられます。
その後もフルーツがサーブされ、お腹が完全に満腹ラインをオーバーしたため、チーズとワインはお断りしました。

HANAKOIREKI
HANAKOIREKI

 

花恋暦(復路・夜便)

復路も往路同様に、シンガポール航空のA380-800に搭乗し、和食のコース「花恋暦」を事前予約しています。

23時頃に出発し、朝の8時頃に到着する便のため、食事は離陸後直ぐか着陸2時間前のいずれかを選ぶことができます。

一度寝てしまうと着陸直前まで起きられない気がしたので、離陸直後にいただくこととしました。

スリーパーサービスということで、昼便に比べると随分軽い内容になっています。
口取りや焼物に炊合せ、御飯がワンプレートで提供されます。
湯葉の醤油煮や秋刀魚の鞍馬煮などが印象に残っていますが、食事に力点を置かれる方は、やはり昼便にした方がよいかと思われます。

HANAKOIREKI

食後は、シャンパンとシンガポールスリング、オレンジジュースをいただき、眠りにつきました。

花恋暦、なかなか満足度の高い機内食でした。次回は、和食以外も味わえたらと思っています。
 

平成30年11月8〜12日@シンガポール

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です