昨今の情勢を受けて、JAL、ANAともに通常は国際線で使用している機材を国内線で運航しています。
主に、ANAはB787-8ドリームライナー、JALはB777-200ER。
対象路線は、長距離区間が中心となっており、ANAでは新千歳空港と福岡空港間など、JALでは羽田空港と沖縄空港間などでの運用となっています。
この運用で何が惹かれるかというと、国際線ビジネスクラスシートが楽しめるという点です。
国際線のシートは国内線に比べ、上質で開放的なため満足度が高くなっています。
ANAでは、プレミアムクラスを予約するか、普通席をアップグレードポイントなどにより格上げする必要があります。
一方、JALではファーストクラスでなくJクラスの予約で国際線ビジネスクラスシートを確保することができるためハードルが低くなっています。
今回は対象区間の中で、最も長距離でビジネスクラスシートを長時間満喫できる羽田空港から沖縄空港までの区間でJAL SKY SUITE Ⅲに搭乗できるプランです。
弾丸ツアー
- セントレア⇒羽田空港(ANA)
- 羽田空港⇒沖縄空港(JAL)
- 沖縄空港⇒セントレア(Jetstar)
- ANA:マイル利用(3,000マイル)
- JAL:マイル利用(9,500マイル)
- Jetstar:航空券購入(約7,000円)
日帰りの弾丸ツアーを組んでまで実行すべきか迷いました。
ただ、マイルを活用して予約をとるのはハードルが高い中、シートの空きを見つけ、仕事の休みともマッチするという幸運に恵まれたため、前日に決行を決めました。
羽田空港に到着すると、赤と白のツートンカラーの政府機・B777-300ERが駐機していました。新千歳空港で見たことがあったような気がしますが、羽田空港では初めてです。
羽田空港のPOWER LOUNGEは、制限エリア外だけでなく、制限エリア内にもあります。
使い勝手が良く、明るく綺麗でスタイリッシュな空間となっています。
個人的には、制限エリア外ではターミナル2、シートは奥にある革張りの幅広ソファが好きです(制限エリア内は、どこもほぼ似たような雰囲気です)。
今回、制限区域内で自動運転車の運行サービスがあったため、ラウンジまでの送迎をお願いしました(次世代型パーソナルモビリティ自動運行サービス)。
JALの最新鋭機A350-9に隣接して、B777-200ERが駐機しています。
B737-8などと比べると大きく、いかにも国際線機材という雰囲気です。
Jクラスは前方からの搭乗になり、普通席とは別ルートになるため、国際線のビジネスクラスを利用する時のように気分を盛り上げてくれます。
機内に入ると、ヘリボーンタイプのビジネスクラスシートに対面です。ビジネスクラスシートに乗ってのフライトは、海外への渡航が制限されている中では、貴重な海外旅行気分に浸れる体験です。
ANAのプレミアムクラスと違って機内食はありませんが、3時間弱のフライトは、JAL SKY SUITE Ⅲのシートを満喫させてくれます。
離陸してすぐに眼下に見ることのできる富士山は、薄っすら雪を被って冬のそれとは違った美しさがあります。
ドリンクサービスではSKY TIMEをオーダー、桃とぶどうの味わいが絶妙で美味でした。
せっかくビジネスクラスシートなので、フルフラットにして寛ぎながら読書します。
今回はピーター・ディアマンデスの「2030年 すべてが加速する世界に備えよ」です。
400ページ近くある本ですが、内容が充実しているので面白いですよ。
ヘリボーンタイプのビジネスクラスシートは、キャセイパシフィック航空のA350-1000に搭乗して以来、久しぶりでしたので、海外旅行気分に浸ることのできた今回のフライトに感謝しています。
1ヶ月の中で、ANA、JALともに国内線に投入されている国際線機材のビジネスクラスシートに搭乗しました。
両フライトを振り返ると、ANAのB787-8のプレミアムクラスでのフライトの方が、接客やサービス、シートの開放感などの面で、満足度は高かったと感じています。
令和3年
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