世界を旅する【第4章】
初のヨーロッパ周遊。
知らないドイツ人に泊めてもらったり、チェコのプラハの美しい夜に魅了されたり、ハンガリーの温泉で奇想天外な経験をしたり。陸続きの異なった文化の国々を自由気ままに渡り歩く1ヶ月

04【ヨーロッパ】
1996.10.23 ~ 1996.11.20(29日間) 一人旅
アムステルダム in ~ マドリッド out (クアラルンプール経由+滞在)

初のヨーロッパ周遊。知らないドイツ人に泊めてもらったり、チェコのプラハの美しい夜に魅了されたり、ハンガリーの温泉で奇想天外な経験をしたり。陸続きの異なった文化の国々を自由気ままに渡り歩く1ヶ月

大学4年時に思い切って1ヶ月のヨーロッパ周遊旅行を計画。
新千歳空港から旅立ち、成田空港を経由し、オランダのアムステルダムからヨーロッパ入り。ドラックが合法の街「アムステルダム」では緊張感を持って散策。自転車やチューリップ、風車を見るとオランダに来たことを実感。

オランダから鉄道でドイツへ向い、フランクフルト駅で下車。車内で知り合ったドイツ人の自宅に泊めてもらうことに。危ないとも思えるが、若さ故に懐に飛び込んでみようという気持ちがあった。翌日は、さらにその友人まで加わり一緒に食事をし、遊んだことが懐かしく思い出されます。

ドイツでは、バスで気に入った街に立ち寄りながら自由気ままにロマンチック街道を南下。訪れる街並に、文化と歴史を感じるとともに、フュッセンにあるノイシュバンシュタイン城の美しさに感激し、城内を見学。城周辺の景色も自然が美しかったことから城の麓にあるペンションに宿泊することにし、城と周辺の山々の絵を描きながらのんびりとした時間を過ごしました。

フュッセンからは、鉄道で旧東ドイツのベルリンを経由し、チェコ入り。車内の検問は旧共産主義国への入国ということもあり緊張しましたが、重々しい雰囲気にありながらも優しい微笑みを返してくれた検察官の笑顔に安堵した記憶があります。

ビール発祥の地であるチェコでは、出来たてのプリスナービールをいただくためにプリュゼンを訪問。
あまりアルコールに強くない私でも鼻から抜ける風味と喉ごしの爽快感を感じる美味さでした。
チャコの首都であるプラハは、モルダウ川に架かるカレル橋やプラハ城が街並みへ抜群に溶け込んだ風景となっていて感動的。
あまりの美しさにこの地を去り難く、結局1週間ほど滞在することとなりました。
プラハ城の近くで、ハンガリー入国のビザを取得するために大使館へ行ったことは、ビザを取ること自体が減っている昨今においては、貴重な経験となっています。

スロバキアは、自然豊かでのんびりとした雰囲気で、眼下に広がる田舎風景に心が落ち着きます。
スロバキアでは、セイコーエプソンを退職してヨーロッパ周遊をしているというチェコで知り合った日本人の方と行動を共にしました。
2人で落ち着いた雰囲気の地元料理店を訪問。上品な生ハープの演奏を聞きながら食事をしたのは初めての経験です。

ハンガリーの中心地を流れるドナウ川は雄大で、街並みは、かつて栄華を誇った面影があります。
ハンガリーには、温泉があり日本人にも興味深いところです。実際に行ってみると、入り口でフンドシを渡され、着用を促されます。微妙に濡れているのが、抵抗感のあるところですが人生経験ということでチャレンジします。
館内には、円形の大きな浴槽とサウナがあり、浴槽の真ん中に行くと相手を探しているということらしく要注意です(笑)。
サウナは日本式サウナと比べ、香りと湯気が強めということもあり、サウナ内の全体を見渡すことは出来ません。隅では怪しげなことが行われていて・・・。ハンガリーの温泉恐るべしです。

また、サウナで仲良くなったドイツ人、オーストラリア人コンビのお気に入りの地元ハンガリー料理店を訪問。絶品の地元料理と生演奏で盛り上がりました。
その後、前述の日本人とともに2人の密会用マンションに誘われ遊びに行ったのは、若気の至りの一つだったと思い出されます。
※あとで分かったことですが、この2人は定期的にハンガリーでお忍び密会をしているそうです。

オーストリアは、旧共産主義国家とは異なり、明るく洗練されていてお洒落。嬉しさとともに物足りなさを感じたりするなど、複雑な気分です。
オーストリアのウィーンに来たからには国立オペラ座に寄らない訳には行きません。
たまたま、三大テノールであるカレーラスが出演する公演のスタンディング席が確保でき、オペラ座の重厚で煌びやかな雰囲気とカレーラスの圧倒的な声量に感激。
また、大好きなミュージカルの一つであるサウンドオブミュージックの舞台となったザルツブルグを訪問し、街を取り囲む山々の景色に感動。

オーストリアからは氷河列車に乗り、スイスやイタリアを越え、F1グランプリの聖地であるモナコ公国へ。モナコ独特の華やかさが漂う中、嬉しくてF1コースを2周も散策してしまいました。

モナコからは、今回旅行の最大の目的地であるスペインへ。
バルセロナでは、未だ完成しないガウディのサクラダファミリアを始め、他のガウディ作品を見つつ、バルにも寄りながら街を散策。
マラガのアルハンブラ宮殿では、散策中に女優の牧瀬里穂さんに遭遇する嬉しいハプニングにも恵まれるとともに、宮殿の雰囲気に感銘を受けました。
首都マドリッドでは、様々な公園を散歩したほか、大好きなフラメンコを何度か鑑賞。急遽、舞台に上げてもらえるなど充実の日々を過ごしました。

長めのスペイン滞在に別れを告げ、経由地のマレーシアへ向かい、そのまま数日間の滞在。
熱帯独特の暑さに霹靂しつつ、成田空港へ。
途中、ヨーロッパ滞在期間を延ばしたことで、事前に確保していた成田空港→新千歳空港のチケットが無効となったため、成田空港から新潟港へ向い、そこからフェリーで小樽へ渡り、電車に乗って札幌へ戻りました。

ユーレイルフレキシパスを利用し、様々な国を訪問することができ、いろいろな事柄を体験できた充実のヨーロッパ周遊旅行でした。
※ユーレイルフレキシパス:ヨーロッパの電車が乗り放題となる外国人専用のパス、ドイツのロマンチック街道など一部の区間はバスも利用可能。

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