世界を旅する【第3章】
初めてのアフリカ大陸訪問、動物大国ケニアでのキャンプツアーに参加

03【ケニア】
1996.02.27〜1996.03.09 (13日間)二人旅(原田)
ナイロビ in ~ ナイロビ out(モスクワ経由)

初めてのアフリカ大陸訪問、動物大国ケニアでのキャンプツアーに参加。

アフリカの大自然が織りなす天然のサファリパーク。圧倒的な開放感と迫り来る動物のリアリティに感動しっぱなし。

あまりに簡素なケニア国際空港に驚くとともに経由地であるモスクワの旧共産主義の独特な雰囲気に緊張。

旅人のバイブル「地球の歩き方」(東アフリカ版)は、ヨーロッパ版やアメリカ版などのページ構成とは明らかに異なっている。

病気の症状や治療法、犯罪などに関して割かれているページが圧倒的に多い。
様々な病気の症状について書かれている内容は、「・・・場合によっては死に至る」というものが多く、渡航前から気持ちは穏やかではない。友人のお姉さんがケニアで働いており、マラリアに関する情報が必要以上に入り、動揺する。病気への恐怖は感じつつも予防接種の後遺症なども気になることから、予防接種不要でアフリカへ渡航できるロシアのモスクワ経由を選択。

ケニアの首都「ナイロビ」は標高が高く、快適な気候。ただ、国際空港にしては、あまりに簡素な設備でカルチャーショックを受ける

ナイロビの街中は想像以上に都会だが、今までに体験したことのない緊張感が漂っていて、夜の外出時は心臓が高鳴る音を直接耳から感じるほど。

動物大国ケニアの誇る「マサイマラ国立公園」では、自然に野生の動物が出現する。シマウマの縞があまりに鮮やかで印象的だったことや間近で見るキリンが恐竜のように大きく圧倒されたこと、ダチョウが想像以上に大きく、速かったこと、ゾウ、ライオンやサイなどのビック5に出会ったことなどの感動が今でも蘇る。

その中でも、チーターのハンティングは特に印象深く心に残っている。ハンティングを始める前の準備段階からのただならぬ雰囲気やハンティングを開始したときの草原全体に一気に広がる緊迫感、ハンティングが終わった後、あっという間に平常モードに戻ったことなど一連の流れが、自分の目の前で繰り広げられたこにしばらく言葉を失った。

肉食獣が存在する国立公園内でテントを張り、ライオンの鳴き声がする暗闇の中で南十字星が光る空を見ながらキャンプをしたことや木に登っているヒョウを目があって怖かったこと、ピンクのフラミンゴの大群を間近に見たこと、セスナに乗ってアフリカ大陸最高峰のキリマンジャロを見たことなど、心の奥底まで響くことが多く、毎日がワクワク・ドキドキのアフリカキャンプツアーだった。

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