世界を旅する【序章】

 


世界を旅する【序章】


補助輪なしの自転車に乗れるようになり、空いっぱいに広がった虹を追いかけて、東へ、更に東へと無我夢中に自転車のペダルを回し続けた幼稚園年中時代。

夏の家族旅行が待ちきれなかった小学時代、修学旅行の旅行記作成に夢中になった小学6年時代。

部活の仲間と卒業旅行に東京を旅した中学時代。

北海道の大自然に憧れて、志望大学を決めた高校時代。

突然思い立ち、周遊券を購入し、北海道1周に出かけた大学1年の夏。

思い返せば、ずっと旅が好きだった。

20歳になった大学2年の春、ワーキングホリデーをしていた友人からの誘いで、オーストラリアを訪れたことがきっかけで海外旅行に、どっぷりと「はまった」。
そこから僕の海外旅行に対する情熱は右肩上がりで、今なお冷めることはなく、常に「どこか遠くへ行きたい!」という取り憑かれたような状態が続いている。

お気に入りの空間で、心を落ち着けて自分の好きなことを棚卸すると、旅はいつも上位にランクイン。
きっと、これからも、まだ見ぬ、心の琴線に触れるような旅先を求めて東へ西へ、北へ南へと旅をしていくのだろう。

「今度は、どこへ行こうか?」と考え始めた瞬間から、再び、僕の旅はスタートする。

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