約10年前、「鷲羽岳と雲ノ平へ行きたい、宿泊は三俣蓮華岳キャンプ場のテン場でテント泊をしたい」という計画を登山ノートに綴っていた(2015年10月)。
約10年後の2025年8月、遂に実行・実現することに!
車で新穂高ロープウェイのある鍋平駐車場へ。一番近い無料駐車場の深山荘は満車。予想されたことだったので、登山指導センターへ大きなザックを置き、車を鍋平駐車場に駐車。徒歩で登山指導センターまで約30分歩く。

雪解け独特な薄青色をした透明の川が美しい。勝手にライト・ブルー・クリアー、北アルプスブルーなどと呼ぶ。
荷物が重い(約21kg)ので、かなり暑いが、滝が天然のクーラーとなり、刹那とは言え、身体に優しい。久しぶりのテン泊のため、荷物が重く、多い。いつものようにペースは上がらず、身体もきつい。鏡平山荘までは、苦行その1といったところ。
更に、鏡平山荘からは、歩き始めて間もなく苦行その2という雰囲気に…。
これは、三俣蓮華岳キャンプ場は諦めて、双六キャンプ場しか無理な状況と痛感。
双六小屋キャンプ場でテン泊かと覚悟していたが、双六小屋から鷲羽岳が見えてきたら少し元気が回復。このまま、双六キャンプ場泊となると、明日以降の行程的で、鷲羽岳、水晶岳、雲ノ平の何処かが欠けてしまう気がする。
また、ここで先にある三俣蓮華岳キャンプ場へ行かなかったら、憧れのキャンプ場へ行く機会はなくなると思う。
なんといっても、キャンプ道具をザックに入れた今回のルートは重さがきつく、双六キャンプ場までが限界…、前回も双六キャンプ場までだったし…。後日、新たに三俣蓮華岳キャンプ場へキャンプへ…とはならないだろうことは容易に想像がつく…。
やっぱり、今回は行かなくちゃ!
気合を入れて三俣蓮華岳キャンプ場へ。鷲羽岳の存在感とシルエットのカッコ良さが素敵過ぎ。槍ヶ岳も見えたテンションも上がる。
鷲羽岳を目の前に眺めることのできるベストポジションを確保。ビールで祝杯。しかし、疲れた!

夜中、テントの入り口を開けて外を見ると、雲一つない夜空に月と満天の星。鷲羽岳をはじめとする北アルプスのシルエットが浮かび上がって美しすぎる…。頑張って三俣蓮華岳キャンプ場まで来てよかった。
キャンプは、快適。
- ライペントレックライズ2
- ナンガシュラフ
- モンベルキャンプマット、シーツ
主力3点セットが大活躍。重かったけど快適。
3時過ぎ、鷲羽岳に向かって登山開始!途中から霧がかかり、風も強く、再び苦行…。山頂では何も見えず…。行程を見て、水晶岳も行こうと思っていたが、これでは行っても…。

1時間粘ってみたが、太陽は微笑まず…。水晶岳は諦めて、雲ノ平へ向かう。
ワリモ岳、祖父岳の山頂を通過、状況変わらずだったが、雲ノ平に足を踏み入れた頃から天気が急回復。
憧れの雲ノ平へ到着。雲ノ平キャンプ場の傍らには祖父岳がそびえ立ち、牧歌的で、のどかな様子に心落ち着きます。
雲ノ平の庭園的美しさ。それを取り囲むように山々がそびえ立つ風景の中、木道を歩けば、山好きならずとも魅了されるに違いなく…。
スイス庭園からは、山々と渓谷の姿を一望できる。誰もいなく貸し切りで、穏やかなひととき。雷鳥の親子を含めた4羽に遭遇。雲ノ平の雰囲気によく似合っていました。
雲ノ平の周りには、黒部五郎岳や薬師岳、赤牛岳、水晶岳、祖父岳などが鎮座。

水晶岳は、シルエットと黒っぽい色合いにより、存在感抜群。水晶岳の黒い雄姿は、確かにかつて、黒岳と呼ばれていただけのことはあります。雲ノ平から眺める水晶岳って本当に素敵なシルエットです。黒部五郎岳は、岩肌の見える特徴的な姿。
水晶岳が美しい。んっ、朝は霧がかっていたので、行くのを止めたのに…。これは、行かなくては!
帰路は絶景。祖父岳(じいだけ)の山頂からの景色は、最高!

三俣蓮華岳や黒部五郎岳、薬師岳、赤牛岳、水晶岳などが大パノラマで迫ってきます。 反対側を振り返ると、双六岳や槍ヶ岳、鷲羽岳、ワリモ岳などの大絶景。
往路は、霧で何も見えませんでしたので、祖父岳山頂は足を止めることもなかったのですが、こんなに素敵なところだとはビックリです(笑)。
急いで、鷲羽岳も水晶岳もアタックせねば(鷲羽岳は、再アタック)。景色が良いと足の進みも軽やかです。
水晶岳山荘で、水晶岳や赤牛岳、真砂岳、奥には黒部湖を眺めながら、名物の力汁をいただき体力復活!

少しロッククライミング気味な登りを経て水晶岳山頂へ。なんだか北アルプスの中心にいるような気分になります。鷲羽岳や槍ヶ岳、祖父岳、雲ノ平が見え、振り返ると黒部湖を眺めることができます。
水晶岳の後は、鷲羽岳へ再アタック!早朝とは逆ルートで、ワリモ山頂を越え、再び鷲羽岳山頂に。
早朝は視界ゼロでしたが、今回は、大天井岳や常念岳をバックに鷲羽池が見られて嬉しい。
三俣蓮華岳キャンプ場へ戻り、テントから鷲羽岳を眺める至福のひととき。槍ヶ岳も綺麗に見られました。
夜の11時頃には、空は満天の星。ミルキーウェイも、はっきり、くっきり。星の光がとても濃くて、山ならではの特別感のある星空を久しぶりに見られて感激でした。
早朝2時頃には月も現れ、山々の稜線のシルエットを濃く彩っていて、これはこれで素敵です。
下山しようとしている日ではありますが、星空から見ても天気がとても良さそうなので、3度目の鷲羽岳アタックをすることとしました。5時前の日の出に間に合うように出発する御来光アタックを予定していました。
がしかし、夜中にライトがずっとオン状態でバッテリー残わずか…、やってしまいました。気を取り直して、朝食を取り、片付けの一部を終えて出発。
最高の景色。槍ヶ岳を始めとする北アルプスの多く、富士山、八ヶ岳、御嶽山、乗鞍岳…など挙げればキリがなく…。鷲羽池や黒部五郎岳に映る鷲羽岳、最高の景色に出会えて幸せ。

新穂高ロープウェイ方面へ戻る帰路の道中も絶景でした。
三俣蓮華岳や双六岳が青空に映えて、美しく。双六小屋での五目ラーメンとCCレモンは、空腹だった身体に甘く染みわたります。


双六小屋から鏡平山荘までは、槍ヶ岳や穂高連峰の絶好の観賞登山ルートです。槍ヶ岳や北穂高岳、奥穂高岳、ジャンダルム、西穂高岳…ビックネーム揃い踏み。



鏡平山荘に到着する頃には、精神的にも身体的にも疲れが溜まっていたので、メロン味のかき氷が最高に美味しく!しばらくは、体力回復したものの、3日間で13万歩を超えるほど歩いただけに疲労は蓄積しているようで、肩は痛く、足は疲れ、身体も、汗をかき…といった状況。

そんな中、秩父沢へ到着。冷たい沢水で、顔を洗い、水を浴び…気持ち良すぎました。

最後は、ヘロヘロになりながら新穂高指導センターへ到着。鍋平駐車場へは、ロープウェイを利用と思っていましたが、営業時間外になってしまい…。仕方なく、改めて、登山道のような上り道を歩き、駐車場へ。
帰りは、ひらゆの森でお風呂に入り、高山市内で食事をして帰宅しました。

Colombiaの革ブーツを10年以上ずっと愛用してきましたが、今回の登山で引退となります。
もともとは、2週間前に登った蝶ヶ岳での引退予定でしたが、最後に念願の鷲羽岳・雲ノ平にも同行。最終的には、ソールが全て剥がれ、グリップがなくなってしまったので、大変危険な状態でした。山での安全を考えると、新調したブーツで行くべきでした、反省。
Colombiaのブーツにはお世話になりました、ありがとう。

【今回の相棒】
- ザック(カリマー・クーガ)
- シュラフ(ナンガ)
- テント(ライペン・トレックライズ)
- マット(モンベル)
- ジェットボイル
- ブーツ(Colombia)
2025年8月@岐阜県、富山県
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